DojoCon2019参加報告
2019年12月21日(土)、ナゴヤドーム前の名城大学で行われましたDojoCon2019に行ってきました。
「つぎのSTEP」が今回のDojoCon2019のテーマでした。
GO GLOBAL! プログラミングコンテスト
他のDojoのニンジャたちが、どんな作品を作っているのか、自分のDojoの進め方やレベルアップの参考に、と思って参加しました。
以下、コンテストの力作を紹介します。
それぞれの作品のタイトルは失念してしまったので、ごめんなさい。
内容をまとめたタイトルにしたつもりです。
1「宇宙兄弟」のようなレゴロボットとScratchを連携した作品
まず目を引いたのは、ロボットが2つあって、これが自動で動き出すことです。
作成者は岐阜のDojoに通う小学5年生の男の子でした。
「どうやったら、こんなすごい作品ができますか?」とお父さんに質問したところ、「最初はレゴをラジコンのように動かすことからはじめ、ISSへの接続、そしてScratchと徐々に広げっていったんですよ。」と教えて下さいました。
プレゼンでは、英語も披露してくれ、この作品作りを通して、幅広く学ばれたことが伝わってきました。
2 太り気味のお父さんのための間食禁止のmicrobit
今度は名古屋の小学1年生の男の子の作品でした。
冷蔵庫のドアに付けられたmicrobitがドアを開けると、その振動を感知し、Scratchのアニメーションがランダムに作動します。
アニメーションには、お父さんが膨らんで風船のようになって、飛んでいってしまう内容などユーモアに溢れていました。
小学1年生ながら、しっかりしたプレゼンを披露してくれ、ご自宅等で熱心に練習されたであろうことが伺えました。
3 来年こそリレー選手になるためのトレーニングmicrobit
同じく名古屋の小学3年生の女の子の作品でした。
今年リレー選手に選ばれなかったことから、昔話を絡めmicrobitで楽しくトレーニングするゲームを考えたそうです。
microbitをマジックテープで腕や足に装着し、Scratchのゲームでトレーニングするというものです。
ただトレーニングするだけでなく、頑張りグラフなどで客観的に毎日どれだけ頑張ったかを可視化し、継続させる工夫もできていました。
「どこが一番苦労しましたか?」との質問には、「microbitがなかなか感知してくれなかったので、装着する位置などを工夫しました。」としっかり答えてくれました。
同じ作品がwhyプログラミングフェスティバル2019でも紹介されてました。
4 Scratchの拡張機能で機械学習を取り入れ、ゴミ分別判定を行うもの
今度は、沖縄の小学6年生の女の子の作品でした。
市町村によって異なるゴミ分別という、生活の中での問題を解決しようとした点が良かったです。
「苦労した点はどこですか?」と女の子に質問したところ、「ゴミの認識がカメラで上手くいかず試行錯誤の末カメラの前に置くことで解決しました。」との答えが返ってきました。
正しいゴミ箱の蓋が自動で開く所は、レゴを使っているそうです。
Scratchでゴミ分別を答えるたびに回答者だけでなく、機械学習でデータも蓄積されていきます。
分からないところは、Dojoで教えてもらったそうです。
(写真がぼやけてしまい申し訳ございません。)
5 LOST
最初は、白黒の画面で、ゲームをクリアしていくと、徐々にカラーになり、自分を取り戻していく(?)というゲームでした。
この作品には、多くの小学生が囲んでいて、楽しそうにゲームをしていました。
これを見て、ゲームとしてしっかり作り込まれていることが想像できました。
6 パズルゲーム・コンピ
こちらは西宮・梅田の小学生の作品でした。
プレゼンでDojoでのグループや友人とのプログラミングが貴重な体験だった、と語っていたのが印象的でした。
プレゼンでは、「次のSTEP」を自分なりに解釈していたのも良かったです。
なかなかPCの設定が上手くいかなかったようで、展示に苦労する場面がみられ、可哀相ではありました。
7 まとめ
どれも力作ぞろいで、甲乙付けがたかったと思います。
身近な問題の解決や将来の自分をイメージするなど、発想や着眼点も良かったです。
皆さん、プレゼンテーションも堂々としていて様になっていました。
最優秀賞は、「来年こそリレー選手になるためのトレーニングmicrobit」「Scratchの拡張機能で機械学習を取り入れ、ゴミ分別判定を行うもの」(いずれも本当のタイトルは違います)だったようです。
来年こそは、当Dojoからもコンテストに参加するお子さんが出たら良いな、と思います。